初の時代小説で見事直木賞を受賞された朝倉かすみさん。
そんな朝倉かすみさんですが、受賞までにはどのような道のりがあったのでしょうか。
そこで今回は、
- 朝倉かすみさんの生い立ちとこれまでの受賞歴
- 作家デビューのきっかけとなった意外なエピソード
- 直木賞受賞までの道のりと結婚にまつわるエピソード
について詳しく見ていきましょう。
朝倉かすみ『風水』がきっかけ?

波乱に満ちた道のりを経て直木賞作家となった朝倉かすみさん。
そんな朝倉かすみさんですが、作家デビューのきっかけには意外な出来事があったのでしょうか。
朝倉かすみさんが本格的に執筆を再開したきっかけは、金運アップのための風水だったといわれています。
朝倉かすみさんは1960年に北海道小樽市で生まれました。
高校から短大時代にかけては石狩市で過ごされたそうです。
短大卒業後は北海道武蔵女子短期大学教養学科を卒業されています。
卒業後すぐに小説家を目指したわけではなく、さまざまなアルバイトや仕事を経験されていたといわれています。
そんな朝倉さんが小説を書き始めたのは30歳のときだったそうです。
翌年の31歳からは小説の創作教室に通い始めたと伝えられています。
実はこの頃、朝倉さんの背中を押したのが意外にも風水だったといわれています。
「西に黄色いものを置くと金運が上がる」という言い伝えを本で読んだ朝倉さんは、まず黄色い切り花を部屋に飾ってみたそうです。
しかし切り花はすぐに枯れてしまい、その都度買い直すのはお金がかかると感じたといわれています。
そこで鉢植えの「プリムラ・ポリアンサ」を購入し、育て始めたそうです。
植物の世話にのめり込むうちに、部屋が花で満たされていったといいます。
すると不思議と気力や体力が充実し、小説を最後まで書き上げるエネルギーが湧いてきたと伝えられています。
金運アップのために始めた園芸が、結果的に作家としての再出発を後押ししたというのは非常に興味深いエピソードです。
こうして執筆への情熱を取り戻した朝倉さんは、着実に結果を残していきます。
2003年には「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞を受賞されました。
2004年には「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞を受賞し、2005年に同作でデビューを果たしています。
その後も2009年に「田村はまだか」で第30回吉川英治文学新人賞を受賞されました。
2019年には「平場の月」で第32回山本周五郎賞を受賞し、同作が初めての直木賞候補にもなっています。
こうして振り返ると、風水をきっかけに芽生えた小さな一歩が、後の輝かしい受賞歴につながっていったことがわかります。
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直木賞への道のりが感動的!

多くの読者の心をつかむ物語を生み出してきた朝倉かすみさん。
そんな朝倉かすみさんですが、直木賞受賞までにはどのような道のりがあったのでしょうか。
朝倉かすみさんは三度目の候補で見事直木賞を受賞し、長年の努力が実を結びました。
朝倉かすみさんは、これまでにも度々直木賞の候補として名前が挙がっていました。
2019年には「平場の月」で第161回直木賞候補となっています。
2024年には「よむよむかたる」で第172回直木賞候補に選ばれました。
そして2026年、初めて挑んだ時代小説「けんぐゎい」で第175回直木賞を見事受賞されました。
朝倉さんにとってはまさに三度目の正直での戴冠だったといえるでしょう。
受賞作「けんぐゎい」は、現代の「圏外」を意味するタイトルが印象的な作品です。
江戸時代を舞台に、容姿や境遇に恵まれず社会のシステムからあぶれてしまった女性たちの姿が描かれているそうです。
主人公たちが自らの意思に目覚め、怒りや奮起をもって生き抜いていく様子はエモーショナルな力作と評されています。
そんな朝倉さんの人生を語るうえで欠かせないのが、結婚と執筆の関係です。
朝倉さんは31歳で通い始めた創作教室で、後の夫となる人物と出会ったといわれています。
交際を通じて結婚への思いが強まり、一時は執筆から離れていた時期もあったそうです。
そして39歳のときに結婚され、人生の大きな区切りを迎えられました。
結婚による安心感や生活の安定が、40歳での「絶対に作家になる」という決意につながったと伝えられています。
それまで年に1〜2本のペースだった執筆量を、月に1本書くというハイペースに引き上げたそうです。
こうした努力の積み重ねが、翌年の大きな受賞、そしてその後の作家人生を切り開いたといえるでしょう。
朝倉さんの作品には、新婚生活のリアルな空気感を描いた「夫婦一年生」もあります。
また結婚10年目の主婦が夫への複雑な思いを抱える姿を描いた「幸福な日々があります」も高く評価されています。
ご自身が主婦として家庭を築き、夫という一番身近な他人と向き合ってきたからこそのリアリティが、多くの読者の共感を呼んでいるようです。
2026年7月15日夜の受賞記者会見では、トレードマークである薄ピンクに染めた髪と華やかな装いで登場されたそうです。
65歳という年齢を感じさせないチャーミングな佇まいが、ネット上でも大きな話題になっています。
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まとめ
朝倉かすみさんは風水がきっかけで執筆への情熱を取り戻し、着実に受賞歴を重ねてこられました。
そして三度目の候補で挑んだ「けんぐゎい」により、念願の直木賞受賞という大きな夢を叶えられました。
結婚という人生の転機が執筆へのエネルギーとなり、作品にも深いリアリティを与えていることがわかります。
これからも朝倉かすみさんのご活躍を応援していきましょう。
それではありがとうございました。
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